【純正】廃盤になった電装部品の後続品の調べ方は？

今日は廃盤になった電装部品の後続品の調べ方について。

ぼくの愛車であるゼファー750も、最終モデルでも発売から10年以上経過し、旧車の域に達してきました。そこで困るのが純正部品が出ているか？ですよね。

今回ぼくが必要になったのは、スイッチの左右です。
（若気の至りでハンドル交換時、穴あけが面倒でSW側の突起を削ってしまいました）

純正部品を調べるとみるとまさかの廃盤。。。互換性のある後続品はあるのか？

スイッチの部品番号

カワサキの部品検索で調べると、ぼくの1995年式C5では下記の品番になります。

いざ見積フォームにセットして、金額を計算するとびっくり！なんと左スイッチ（46091-1575）が廃盤になっているのです。

ついにゼファー750もぼちぼち廃盤が出始めた？いや待てよ？

ゼファーのような比較的新しいバイクで、わりとメジャーなスイッチが供給停止なんてちょっと信じられない。後続品があるはず。ゼファー750の場合、C6からは46091-1764という品番に変わっており、オンラインパーツ検索では互換性があるのかぱっと見でわかりません。

というわけで後続品を調べてみます。

これはスイッチに関わらず、電装品全体に言えることなのですが、部品同士の結合は配線やカプラーで処理されていることが多く、

隣接するカプラーの部品の品番が変わっていなければ、当部品の品番が変わっていてもボルトオンで装着できる。

ということなのです。

今回のスイッチの例を見てみましょう。

左スイッチの配線の行きつく先はメインハーネスになります。C5のメインハーネスをオンラインパーツ検索で調べてみると、部品番号は下記のとおり。

次にC6のメインハーネスをオンラインパーツ検索で調べてみます。

ビンゴ！同じ品番でした。

つまり、C5とC6はメインハーネスは共用。左スイッチの部品の変更は、配線絡みではないことがわかりました。よってC6以降に出されている左スイッチ（46091-1764）は事実上後続品となっているようです。C5のスイッチが廃盤で放置されているのも納得できます。

オンラインパーツ検索ではモデル同士の互換も教えてくれるとありがたいのですがね。

参考までに取り寄せた46091-1764と46091-1575の違いを載せておきます。

46091-1764(左)と46091-1575(右)の外観の違い

46091-1764(下)と46091-1575(上)のピン数の違い

46091-1764(下)と46091-1575(上)のピン数の違い2

外観、カプラー形状、ピン数も同じで何が変わったのかわかりませんでした。笑

部品を入手する際に、中古で良いから安く仕入れたい部品ってありますよね？

今回のスイッチなんかはまさにそれで、オークションで買うことにしました。しかし、ゼファーのような人気車種かつハンドルの改造が多そうな車種はわりと競合が多くなります。そんな時に助けになるのが、同一部品を他車種で使用していないか？という視点です。

ヤフオクの出品者は、大体取り付けていた車種名をキーワードに設定します。解体業者などだと取り扱い点数が多すぎて、純正部品番号や流用車種まで調べて記載するのは難しいですからね。

カワサキのオンラインパーツ検索では、下記のように見積フォームに欲しい品番をセットすると、「代表機種（車種）」を教えてくれます。

ここでいうEX250H7Fとは、ZZR250の1モデルです。

つまりヤフオクで検索する際に、「ゼファー750 スイッチ」で検索するのではなく、「ZZR250 スイッチ」で検索するのです。

こうすることで、他の不人気車種から取り外した同一部品を、安くゲットすることができます。
（ZZR250は不人気車種ではありませんが）

あとはオークションでフレームナンバーなどの年式識別情報を見つけて、再びオンラインパーツ検索で自分の欲しい部品と同じ部品であることを確認して、落札するだけです。

以外とここまでやっている人は少ないので、安く買える可能性が高くなります。

以上、「【純正】廃盤になった電装部品の後続品の調べ方は？」～ヤフオクで安く入手する方法でした。

おしまい。